偶々夜中にリビングに降りてきて、テレビを付けた時に放送されていた映像にショックを受けました
当時はそれがなんなのか全く理解できず、しかも、自分の回りでは見たことすら無かった映像
しかも、自分の身の回りで見たことすら無い乗り物
それが、バイクレースでした
そして、その映像に出てたライダーの走りを見た時の衝撃、これは凄かった
その時、こんな凄い物があるのか!と、そして次に思ったのは、『乗ってみたい』でした
しかし哀しいかな免許取得は16歳から、しかも大抵の高校は免許取得すら出来ない状態
我慢させて隠れて乗って事故って死ぬよりは、しっかり教育して免許を取らせた方が遙かに安全な筈だけど、この国は政府がらみでバイク=悪というイメージを植え付けさせたい国だけに、どうやっても高校卒業までは免許が取れません
そこでこの中学生は考えた、乗れないけど、乗る為の準備をしよう、と
こんな楽しそうな物に乗らずに死ぬのは勿体ない、と
どうせ死ぬつもりだったし、乗ってから死んでも遅くは無い、と
本当は言葉に出来ない位もっと凄い衝撃だったけど、大体こんな感じ
そこからは毎日の腐った生活をさらに我慢し、暇さえあれば深夜のレース番組を隠れて録画し
技術家庭の授業ではエンジン解体ばかり真面目に受け、部品が英語なだけに
英語も真面目に授業を受け、ひたすら高校卒業まで我慢してました
アルバイトもバイクを起こす為には力が無いと、ということで
倉庫整理や家具配達等の力仕事ばかりを選択(時給が良かった、てのもある)
そして卒業後、念願の免許を手に入れる為に教習所へ
教習所でバイクに乗った時のなんとも言えないゾクゾクする気持ち
この少年は変わっていました
『バイクに乗れる限り、腐った毎日を我慢して、生きていけるかな?』と
それぐらい面白くて素晴らしい乗り物だったと言う訳です
なにが面白いかって?そりゃ乗った人しか分かりません
どんなに毎日が腐っていても、乗った瞬間にそこから解放される
触って磨いて見てるだけでも癒されるこの乗り物
スピードを出すとか、暴走行為をするとかそんな馬鹿げた事ではなく
ただ乗って走る、これだけでいい
1度もらい事故で大事故を起こし左肩から下が動かない半身麻痺となった事もあった
この時ももうバイクに乗れないなら生きててもしょうがないかな、と思った
しかし、リハビリの先生の、治るから頑張れ!という一言で再び乗れる、乗りたいと思う事で
痛いリハビリも頑張って完全復活できたし、
この少年に取ってバイクと言うのはタダの乗り物では無く
生きていく上で絶対に必要な存在となっていたということ
今でもこの考えは変わらない、どんなに腐った日々でも
バイクに乗る事で全てが癒される
バイクを降りる(辞める)事は、、無理だろうな
この自殺を止める理由となった映像のライダー
当時は知らなかったけど
バイクに乗り始めてから調べて分かった
この人の名前はワイン・ガードナー
神です
そして、この神にも実際に合う事が出来た
当時の仕事で彼に取材をすることがあって
実際に会い、会話し、そして感謝し、至高の時を過ごす事ができた
既に彼はレースには出てませんが、今でも俺の神です
リハビリの先生にも感謝してます、この先生もバイク乗りだったんだけどね
なんて事をふと思い出したとさ
どんなに糞な仕事でも
バイクに乗る事で癒される
やっぱ1日の最後は笑って過ごしたいしね
腐った仕事は断るに限る、という話でs
いい加減なデザイナーと営業にはもううんざりだ
俺はその日その日を大事に過ごしたいし、笑って終わらせたいんだy
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